今日は標高5240mにあるパストルリ氷河に行きます。
昨日と同じようにはじめはカジェホン・デ・ワイラスを南下し、わりとすぐに休憩。
今日は5000m以上の高地に行くので、まずは8つのハーブの入ったマテ・デ・コカを飲んで高山病予防&体温め。ついでに下山してとる昼食もこの時点でオーダー。
お茶が甘いのは砂糖ではなくハーブの味
途中から山岳地帯に突入。
最初は川沿いに進み
羊の群れと遭遇したり。
カモのいる池
自然の浄化システムで茶色い水がきれいになる池
そして世界的にも珍しいプヤ・ライモンディ(Puya Raimondii)という植物が生える地帯。
丸いとげとげボールはまだ若く、成長するほど長くなります。
どのぐらい大きいかは下の写真をご覧ください。
この写真ので50年以上だそう。
めちゃめちゃブルーで透明な水
途中、壁画がある場所も通り
そして着きました。パストルリ氷河入り口。
登山開始前、このバスのグループの名前をガイドさんが決めてくれました。
それは「Si, se puede(うん、できる!)」。元気が出る魔法のグループ名だそう(笑)
自信のない人は馬に乗って登山も可能。
登り始める時は雨が降っていました。
さあ、氷河まで2㌔の歩き開始!
が、すぐに雨は止んで青空。ホント、山の天気はかわりやすい~
私は愛用のオンボロ傘(晴雨兼用)を持って行ってたのですが、これは正解でした。
コロコロ変わる天気ににもすぐに対応できますし(雨が降っても日が差しても差しっぱなし)、風よけにもなりました。
道は急な坂とかはほとんどなく、歩きやすいように舗装もされているのですが、そこはやっぱり高所、すぐに息があがります。ゼーハー
でもガイドさんが「Si, se puede、もう少しだよ~。がんばれ~」などと声をかけてくれたので、苦しい時は立ち止まって水を飲んで呼吸を整え、深呼吸を意識しながら登り続けることができました。
もう目の前は氷河!
そして40分ぐらい歩いたでしょうか。ついに見えてきました~
歓びのポーズ
氷河がほんのり青いって、知りませんでした。(わかりますか?)
ロープがはってあって進入禁止なので、ロープ越えなくても触れる小さい塊にタッチ!
(中にはロープ越えて入って警備員に注意を受ける外国人もちらほら。もう個人のモラルの問題ですね。)
タッチ~(^^)
上でしばし休憩の後、元来た道を帰ります。帰りはラクチン!
私、高い所ではいつも高山病の症状が出て、頭痛くなるし消化不良で気持ち悪くなるしで苦しくて、だからパストルリも5000m越えているし無理だ!!って思っていたんですが、今回はその「無理だ!」って思っていたことに挑戦して、そしてなんとかゴールできました。
酸素が薄くて脳に酸素がいきわたっていなかったせいもあるんでしょうが、脳がちょっと瞑想状態みたいになっていて、その頭で思ったのが「いくつになっても新しいことにチャレンジしてそれができた!って体験は本当に最高に嬉しくて幸せだ!」ってこと。
なんか無性に感動が湧いてきて、帰り道ちょっと泣いてしまいました。
高山病の薬が効いてて自分では自覚症状があまりなかったのですが、バスに戻ったときの私は相当青白い顔をしていたそうです。
指先がずっとしびれているのは、寒さと言うより酸欠。
バスで隣の席だったセニョーラがすごく面倒見のいい人で、自分のジャケットかけてくれたり「これ食べな」とお菓子くれたりしました。
自分でも持ってきたお菓子食べて、水分とって、帰りのバスで寝たら、下に着くころにはだいぶ回復しました。
昼食を食べたのはもう16:30ごろ。昼ご飯というより晩ご飯ですね(^^)
高地では登山前にがっつり食事してしまうと大切な酸素が脳にではなく胃の消化に使われてしまう為避けたほうがいいそう。実際食事していなくてもおなかがすかなかったのは、酸素が薄くて体と脳を動かすのに酸素が使われていたからだと思います。
下山後の食事もこの辺でよく飲まれるアンデスのスープ「ユンカ(llunka)」にしたのは正解。
体は温まり、消化に負担がかかりません。
バスで隣の席だったセニョーラと半分こして食べました。おいしかった!
宿に帰り、屋上に上ると、今日は満月。
昨日のチャビン・デ・ワンタル遺跡ツアーで一緒だったニューヨーカーも屋上に上がってきて、二人でおしゃべりしながら満月を眺めました。
満月の光を浴びて、満月パワーで全身デトックス
山の夜は冷えます。サロンでは暖炉に火が。お月見の後はこの火でしばし温まりました。
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