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2016年3月25日金曜日

今回の旅のキーワード

こんにちは。
昨日の夜、無事に旅から戻ってきました~。
今回は新規導入した薬が効いて、ほとんど高山病に苦しめられることなく旅を楽しむことができました(^^)

いつものように前後しますが、旅記事は順次旅の日付でアップしていきますので少々お待ちください。

さて、今回の旅を振り返ると、いくつかのキーワードが浮かび上がります。


1.自然の厳しさ
今回痛烈に感じたのは、何でも受け入れ包み込む懐深い自然の大きさや懐の深さでなく、厳しさでした。
先程、今回は高山病の症状があまり出なかったと書きましたが、実は初日は例外で、着いたその日の夜は頭痛で寝られませんでした。気圧、酸素濃度、紫外線、寒暖差など、普段いるところより数千メートル高いってだけで、自然は私たちに容赦なく生きづらい環境を与えます。
地震が起きて、その数分後に山からの雪崩と巨石が到達し、一瞬にして消えた村、命、文明。
地震でなくとも雨が降れば地盤が緩んで土砂崩れが起き、道をふさぎ、畑をつぶし、時として動物や人を巻き込みます。今回の旅でもいたるところで土砂崩れの跡を見ました。
地球温暖化やゴミの不法投棄など、人が好き放題やれば、自然はそれに見合った代償をいつか人類に返してくるでしょう。それは私たちの世代でも、その土地の人に対してでもないかもしれません。異常気象などその代償は地球全体に及ぶこともあるでしょう。

酸素が薄くて、どこまでも続く山は高くて、下を見ると深い谷があって、家畜や人が点でしか見えないところにいると、人間はどうやっても自然に勝てない。自然に対して頭を垂れて、謙虚に、その恩恵に与って生きるしかない、と思えたのです。

自然は優しい母であり、そして厳しい父でもある。思い知らされましたね~


2.スピリチュアルと菜食主義
今回の旅でご縁があった人たちの多くが、スピリチュアルなことか、菜食主義(ベジタリアン、ビーガン含む)か、もしくは両方に関係がある人たちでした。
ある人は春分の日にシャーマン(祈祷師?)が行う特別なお祈りに参加するために来たそうです。
ある人はベジタリアン。南米の人でベジタリアンは珍しいと思います。
ある人はビーガン(卵や乳製品も口にしない)で、今回の旅のメインはチャビン遺跡。理由は「スピリチュアルな場所だから」。ほかにもペルーでしか取れない植物の飲み物を飲んでデトックスしたいそう。その土地でしか取れない植物を食べるためにいろんな場所を旅しているそうです。また、自分で自分にいろんな決め事をし(たとえばお酒を飲まない)、それを守ることでメンタルを鍛えているそうです。この方と満月を一緒に見て私も心身デトックスしました(私はそれで風邪をひきましたが・・(^^;)
私がヨガや瞑想をしてちょっとスピっぽいから、そういう人たちを引き寄せたのでしょうか・・・?
私のヨガの先生もビーガンで、その影響で最近口にする物の内容を見直すようになったから、そういう人たちを引き寄せたのでしょうか・・・?ナゾです・・・


3.今後も続きそうな人たちとの出会い
前回の旅は「一期一会」で、なぜだかあまり連絡先も聞かず、こちらのを教えてもその後連絡が来なかったりしたのですが、今回の旅で出会った人たちはペルー人外国人問わず、きっとまた会うと変な確信があり連絡先を交換した人が多かったです。しかも早速連絡をくれた人多し。
出会いで言えば、その場限りの出会いから今後も続く出会いに一歩前進したような感じです(笑)


まとめると「小さき者が調子に乗るなよ!しっかり足元見て、小さな一つ一つを大事にして、全てのことに感謝して、心開いて、謙虚に生きろ!」と言われているように思いました。まとまってないですね(^^;)




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2016年3月24日木曜日

ワラス5日目 帰る前にチャンコス温泉へ(Cháncoz)

今回の旅の目的の一つが温泉でした。
でもいつもツアーでワラスに帰ってくるのは暗くなってからだったので、温泉に行けずにいました。
今日はリマに帰る日ですが、バスは12:15と昼発。
最後のチャンス、午前中の時間を利用して行くしかない!

で、いろんな人に聞いて、オススメされたのがチャンコス(Cháncoz)温泉。
モンテレイ温泉の方が有名で、私もそこに行くつもりでしたが、ジモティたちがオススメするならきっとそっちがいいに違いない!
宿の人に行き方を聞いて、コレクティーボ乗り場へ向かいました。
人はすぐ集まり、あまりまたずに出発。
30~40分ぐらい走って、マルカラ(Marcará)という町で下車(3ソル)。降りたところに乗り合いタクシーが止まっていてそれに乗り換えてチャンコス温泉へ(1.5ソル)。5~10分ぐらいで着きました。

食事処やお土産屋さんの並ぶところを通り、突き当りの入り口で入場券を買います。

私は個室で温泉の湯に浸かりたかったのでその希望を伝えたところ、この料金表で言うところの上から2番目の「POZA」でよいとのこと。なんと2ソル(約60~80円)。時間無制限。激安っっ!!

行ってみたら、個室はデフォルトでいくつも並んでいました。
湯船でかい!これなら家族みんなできて貸切状態で入ることもできます。
栓がトイレのボッコンんなのにはビックリでした。
飾り気も趣も何もありませんが、熱いお湯には入れれさえすればいいので私には十分。
鉄のにおいが強いです。鉄泉は疲労回復にいいんだとか。
ここで1時間ほどゆーっくり、ひさびさの 温泉を心行くまで楽しみました~(*^_^*)
もう、大大大満足です!次ワラス来た時も、きっとこの温泉に来ます!

温泉の前を流れる川。

ここでもたくましく生きるインディヘナたち。アンデスの名産チョクロ(つぶの大きいトウモロコシ)やふかしイモなどを売っていました。

今日はこの滞在中で一番の快晴!帰りのコレクティーボから見えたワスカラン山。

ワラスについて、向かったのはメルカド・セントラル(中央市場)。
今日から本格的なセマナ・サンタ休暇で、お祝いのために市場に買い出しに来る人たちでにぎわっていました。
なんと山間部でよく食べられるクイ(はつかねずみ)が生きたまま大量に売られていてビックリ!
そうか~。山に住む人は生きたまま買っていって、自分でさばいてその命をいただくんですね。
やっぱりたくましいです。
おばちゃんが手に持っているのがクイ。足元のネットの中もみんな生きたクイ。

ここで学生オススメのお土産「ハモン・セラーノ(jamón Cerrano)/干した塩漬け肉)を買いました。
(あと地ビールも^^)


ワラス。自然の厳しさと山の人々の生きる力、たくましさを教えてくれた町でした。
ありがとう。また来るね。

最後に帰りのバスから見えたブランカ山群です。






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2016年3月23日水曜日

ワラス4日目 パストルリ氷河へ(Nevado Pastoruri)

本日もツアーです。
今日は標高5240mにあるパストルリ氷河に行きます。

昨日と同じようにはじめはカジェホン・デ・ワイラスを南下し、わりとすぐに休憩。
今日は5000m以上の高地に行くので、まずは8つのハーブの入ったマテ・デ・コカを飲んで高山病予防&体温め。ついでに下山してとる昼食もこの時点でオーダー。
お茶が甘いのは砂糖ではなくハーブの味


途中から山岳地帯に突入。
最初は川沿いに進み


羊の群れと遭遇したり。


カモのいる池


自然の浄化システムで茶色い水がきれいになる池



そして世界的にも珍しいプヤ・ライモンディ(Puya Raimondii)という植物が生える地帯。
丸いとげとげボールはまだ若く、成長するほど長くなります。
どのぐらい大きいかは下の写真をご覧ください。
この写真ので50年以上だそう。

 

めちゃめちゃブルーで透明な水

途中、壁画がある場所も通り

そして着きました。パストルリ氷河入り口。
登山開始前、このバスのグループの名前をガイドさんが決めてくれました。
それは「Si, se puede(うん、できる!)」。元気が出る魔法のグループ名だそう(笑)
自信のない人は馬に乗って登山も可能。
登り始める時は雨が降っていました。
さあ、氷河まで2㌔の歩き開始!

が、すぐに雨は止んで青空。ホント、山の天気はかわりやすい~
私は愛用のオンボロ傘(晴雨兼用)を持って行ってたのですが、これは正解でした。
コロコロ変わる天気ににもすぐに対応できますし(雨が降っても日が差しても差しっぱなし)、風よけにもなりました。
道は急な坂とかはほとんどなく、歩きやすいように舗装もされているのですが、そこはやっぱり高所、すぐに息があがります。ゼーハー
でもガイドさんが「Si, se puede、もう少しだよ~。がんばれ~」などと声をかけてくれたので、苦しい時は立ち止まって水を飲んで呼吸を整え、深呼吸を意識しながら登り続けることができました。

もう目の前は氷河!

そして40分ぐらい歩いたでしょうか。ついに見えてきました~

歓びのポーズ

氷河がほんのり青いって、知りませんでした。(わかりますか?)

ロープがはってあって進入禁止なので、ロープ越えなくても触れる小さい塊にタッチ!
(中にはロープ越えて入って警備員に注意を受ける外国人もちらほら。もう個人のモラルの問題ですね。)
タッチ~(^^)

上でしばし休憩の後、元来た道を帰ります。帰りはラクチン!
私、高い所ではいつも高山病の症状が出て、頭痛くなるし消化不良で気持ち悪くなるしで苦しくて、だからパストルリも5000m越えているし無理だ!!って思っていたんですが、今回はその「無理だ!」って思っていたことに挑戦して、そしてなんとかゴールできました。
酸素が薄くて脳に酸素がいきわたっていなかったせいもあるんでしょうが、脳がちょっと瞑想状態みたいになっていて、その頭で思ったのが「いくつになっても新しいことにチャレンジしてそれができた!って体験は本当に最高に嬉しくて幸せだ!」ってこと。
なんか無性に感動が湧いてきて、帰り道ちょっと泣いてしまいました。

高山病の薬が効いてて自分では自覚症状があまりなかったのですが、バスに戻ったときの私は相当青白い顔をしていたそうです。
指先がずっとしびれているのは、寒さと言うより酸欠。
バスで隣の席だったセニョーラがすごく面倒見のいい人で、自分のジャケットかけてくれたり「これ食べな」とお菓子くれたりしました。
自分でも持ってきたお菓子食べて、水分とって、帰りのバスで寝たら、下に着くころにはだいぶ回復しました。

昼食を食べたのはもう16:30ごろ。昼ご飯というより晩ご飯ですね(^^)
高地では登山前にがっつり食事してしまうと大切な酸素が脳にではなく胃の消化に使われてしまう為避けたほうがいいそう。実際食事していなくてもおなかがすかなかったのは、酸素が薄くて体と脳を動かすのに酸素が使われていたからだと思います。
下山後の食事もこの辺でよく飲まれるアンデスのスープ「ユンカ(llunka)」にしたのは正解。
体は温まり、消化に負担がかかりません。
バスで隣の席だったセニョーラと半分こして食べました。おいしかった!

宿に帰り、屋上に上ると、今日は満月。
昨日のチャビン・デ・ワンタル遺跡ツアーで一緒だったニューヨーカーも屋上に上がってきて、二人でおしゃべりしながら満月を眺めました。
満月の光を浴びて、満月パワーで全身デトックス

山の夜は冷えます。サロンでは暖炉に火が。お月見の後はこの火でしばし温まりました。






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2016年3月22日火曜日

ワラス3日目 チャビン・デ・ワンタル遺跡へ(Chavín de Huántar)

おはようございます。本日の朝は快晴で、部屋の窓からはきれいな雪山☆

今日はツアー第2弾、世界遺産にも登録されているチャビン・デ・ワンタル遺跡に行きます。
チャビン文化は紀元前1000年~500年ぐらいの間にアンデスの山岳地帯に栄えた文化で、後のチャチャポヤスやインカなどの高地はもちろん、海岸地域のシカン、それから熱帯雨林セルバに至るまで、このあたりの文化の基礎ともなっている文化です。
チャビン・デ・ワンタルはその中心で神殿があり、独特の信仰儀礼が行われていました。
いわば、アンデス文化の起源のようなところ。
「ペルーの文化を知りたければまずはチャビンに行くべき」とこの旅で出会ったペルー人も言っていました。

昨日は北上しましたが、今回はカジェホン・デ・ワイラスを南下して、途中で山左にそれて山間部に入って行きます。
遠くにブランカ山群。

しばらく走ると標高3980mにあるケロコチャ湖に到着。ここで写真撮影とトイレ休憩。
空気うすっ!さむっ!
水は昨日のヤンガヌコ湖のようにきれいではなく、普通の水の色

どうでもいいですが、高山病予防のためにたくさん水を飲んでマテ・デ・コカ(コカ茶)も飲むといいそうなんですが、マテ・デ・コカには利尿作用があるようで、長時間のバス移動は結構トイレが大変だったりします。今回も機会あるごとに行っていました(^^;)

さて、ここから先はひたすら山登り。くねくねしてるし標高も高いので、前の座席に乗っていた赤ちゃんゲロってしまいました。赤ちゃんにこの道はきついよね・・・。
標高4555mにあるトンネルをくぐったら、今度はひたすら山下り。しかもこの道、舗装が所どころしかされていないので、一気にスピードダウン。
くねくね+デコボコ、さらにはぬかるんだデコボコ道、そして高低差。バスに乗っているだけで相当疲れました(-_-)

やっとのことでチャビン村に到着。12:30ぐらいになっていたでしょうか。
ガイドさんの計らいで、遺跡見学の前に昼ご飯をとることに。
バスで疲れていたし、トイレも行きたかったので、これはありがたい!
ここで見学前の腹ごしらえと、その他諸々準備を整えます。
お店の人オススメの一つ、チチャロン

お昼ご飯を食べている間に大雨降ってきました。
雨漏りするほどの雨、ペルーに来てからこんな本格的な雨は初めてかも。
山の天気はかわりやすいですね。5分足らずでチャビン遺跡に着いた時にはもうやんで晴れてました。

今回のガイドさんは、単なるツアーガイドではなく考古学者さん。謎に包まれたチャビン文化をよこなく愛している御年73歳のお方。
チャビン・デ・ワンタルについたとたん、水を得た魚のようにイキイキしだしました。


現在は自然災害やスペイン人の侵略などにより遺跡の大部分は破壊されたり土砂に埋まったりしていますが、下の写真が元の神殿の様子。
クスコで1年に1度、6月に行われるインティ・ライミ(太陽の祭り)の期限もここ。白と黒に塗ってあるのは神殿の門で、本当に白い石と黒い石でできていたんだそうな。その前の広場でお祭りが行われ、司祭たちが階段に座り、その周りに王侯貴族や兵士たち、そして踊り子たち・・・

もう説明しているときのガイドさんたらすごい熱の入り様で、なにかのお芝居を見ているような気分になりました(^^)迫真の演技と豊富な知識による説明。すばらしいです!

ガイドさん、移動時間や待ち時間はもったいないとのお考えのようで、写真撮影でなかなか来ないグループの人たちを「コレヒオの学生じゃないんだから。時は金なりだ!さっさと歩け!と叱り飛ばします。あまりにも遅いと、待たずに説明を始めて、またすぐ移動(笑)
いや~、まさかここでペルー人から「時は金なり!人を待たせるのは時間泥棒!」なんて聞くとは思ってもいなくて、私はすっかりガイドさんファンになりました(^^)

上の写真の模型のすぐ横には写真右側の神殿の一部が発掘を待っている状態で埋まっていました。

そしてずんずん歩いて神殿を正面から眺められる位置へ移動。
正面に移っているのが模型の左半分の神殿と広場

この広場の真ん中には巨大な2本の石柱が立っていたそうで、それは今リマにあるそうです。

広場を突っ切り神殿の左側に。階段に2匹のヘビ。
チャビン文化ではヘビやジャガーを神格化していたそうです。
お祭りの際には司祭が2匹のヘビを首からぶら下げていたそうです。
お祭りに来たお客さんはこの階段を登って上には上がらず、横を通り過ぎて出口へ向かったそうな。

神殿。ガイドさん熱心にガイド中。

7つのくぼみがある石。
反対側から写真撮っていたら「こっちから!」と叱られてしまいました。向きがあるようです。


神殿正面の門の説明をしようとしたところで、ガイドさんとうとうキレた!
「お金を払って長時間バスに揺られて来たのに、どうして写真ばかり取って説明を聞こうとしないんだ?なんてもったいない・・・。」
本当にチャビン文化が好きで、みんなに知ってもらいたいんでしょうね・・・。

さて、ガイドさんの後ろにあるパネルは神殿の門の石の彫刻についての説明。
白と黒の岩は、太陽と月、陰と陽を意味していると言います。そこには向かい合ったワシが描かれ柱には男女のシンボルを持つワシの彫刻。。。

本物の方ではレリーフは見れませんでしたが、たしかに色が違うのがわかります。

円形広場。この階段の上の方は神殿に通じていました。

だんだんハイライト。
まずはランソン像(Lanzon)という石柱彫刻。
牙があるのでジャガー神でしょうか。
神殿内部の暗くて狭い通路の中にありました。
 
左が本物。正直なんだかよく分かりませんでした。          右は展開した絵。手が天と地を指しています。

それから地下の迷路をさまよった後
 

もう一つのハイライトであるカベサ・クラバ(cabeza clava)。
神殿の壁の周りにあったとされる巨大な頭。今は1つだけ残っています。

はい。これでツアー終了。
こういう遺跡のツアーに参加すると、いつも思うこと。それは「もっとスペイン語勉強しなくちゃ!」ということ。説明がもっとよくわかったら、もっと楽しいだろうにな~と思うのです。
今回のガイドさんは身振り手振りつきだし知識も豊富でなによりもチャビン文化への愛が伝わってきてとてもよかったのですが、やっぱり全部は理解できなかったのでとても残念。勉強がんばろう。

さいごに遺跡の外のチャビン村の景色と、ペルーで初めて見た虹の写真です。
 







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