3ターム目に突入したスペイン語クラス。
今回は、2番目に習ったクラスから気づいた点を書きとめようと思います。
関連記事→語学教師が語学を習うと・・・①
語学教師が語学を習うと・・・②
正直、このクラスは個人的にとてもつまらないものでした。いつも時計ばかり見ていましたから。それで、なんでか分析してみました。
①先生が話してばかり
日本の中学・高校時代を思い出すような先生がひたすら説明する授業スタイルでした。先生自身はとても熱心な方だと思うんです。いつも笑顔で感じはいいし、できるだけ学習者がわかりやすいようにとジェスチャーや板書をたくさんしてくれました。
でも、どれだけ熱心に説明を受けても、ジェスチャーや説明が意味不明なままだと何度聞いても意味不明だし、なんでもかんでも板書すればいいってもんでもないです。とにかくなんでも板書を写そうとするタイプの学習者はコピーするのに必死で、大切な話を聞き逃す可能性がありますから。それにそれを使った口頭練習の時間がほとんどなく、口を開くチャンスは先生に指名されたときぐらい。教科書の練習問題を書き、その答え合わせ、一人が間違えたらそのFBを全員にするという、非常に受け身の授業で眠くなりました。
②話好きな学習者をコントロールできない
先程、口を開くチャンスは先生に指名された時ぐらい、と書きましたが、中にはそれには関係なく自由な学習者もいました。考えていることが口から出てしまうタイプ。他の人の答える番でも構わず答え、好きな時に好きな話を延々し、先生がそれに付き合ってしまうのです。その話に加わる他の学習者がいれば、授業はさらに脱線していきます。その内容に興味がある人もいれば、興味がない人もいます。多少ならいいですが、それで授業進度が狂って宿題が増える、ということがしばしばありました。クラスコントロールは確かに難しいです。でも、それも教師の仕事の一つ。
(関連記事→自由で元気な学習者ばかりのクラスは、楽しいけどコントロールが大変)
③宿題が多い
はっきり言って、負担でした。次の日の授業はその答え合わせでほぼ終わりです。答え合わせだけなら解答もらえれば自分でできちゃいます。やっぱり授業には、「そこでしかできない何か」が求められるかな、と。
見習う点もありました。
④いつもニコニコ、学習者の発言を否定しない
間違った答えだろうが、関係ないことだろうが、とにかくなんでも「OK~」と一旦は受け入れてくれました。そしてその後やわらかく直します。この「一旦受け入れる、否定しない」というのは普段の人間関係にも適用できますよね。私はすぐに「No-!」と言ってしまう方なので、これは心して矯正したい点の一つです。
現在はまた別の先生に習っています。
ホント、授業は先生の個性が出ますね。そして先生の数だけ教え方もスタイルも違う。学習者によっても好きなスタイルも嫌いなスタイルも違います。なので私が好きまたは嫌いな授業スタイルでも、他の人にもそうだとは限りません。だから、私がここで書いているのはあくまで私の個人的な感想でしかありません。
ということは、私は私が習ってみたい、私が個人的に好きな教師像を追っている、ということになるんでしょうね。
「万人から好かれる教師になるのは不可能」という、昔先輩から言われた言葉を思い出しましたが、それは真実だと思います。
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