スペイン語学校の課題で、何かショーを見に行ってそれについて発表するというのがあり、ダンスを見に行きました。
私の通っている学校は、名前に「cultural」つまり「文化」が入っていることもあり、アート作品の展示会やミュージカルや劇の公演などが頻繁に行われています。
私が行ったときは、表題にもあるとおりダンスの国際フェスティバル期間中で、週ごとに各国から来たダンスカンパニーが入れ替わるプログラムでした。
先週にペルーから始まり、今週はコロンビア、来週はドミニカ共和国、再来週はデンマーク、その次の週はアメリカです。
私が見たのはコロンビアのものでした。
Danza Conciertoというダンスカンパニーで、タイトルは「Cicatrices y Sueños(傷痕と夢)」。
別に「これが見たい!」と思って行ったのではなく、たまたま行ける時にやっていたのがこれだったのですが、これがよかった!
なんと、ストーリー仕立てになっていたのです。
時々映像も交えながら、ダンスでいろんなことを表現していきます。
コロンビアの内戦のようで、ジャングルの中を男女4人が必死に何かから逃げています。そして捕まり、女性は強姦されたり、男性は鞭打ちにあったり、もちろん亡くなった人もいます。愛する人を亡くして嘆き悲しむ中、遺体が運ばれて行きます。生き残った人はなんとか生き延びるべく物売りになったり。やがて内戦が終わって愛の季節の到来。そして現在は家族を築いて平和なはずが、その家族も実は仮面をかぶって本心を出さずいがみ合っています。ケンカしてぶつかりあって、でもそのおかげでなんとか家族の愛を取り戻します。最後は結婚式の幸せなダンスでおしまい。
もうね、ダンサーのみなさんの表現力がすばらしい!
ちょっと小道具も使い、ダンスと表情でこれを全部表現します。
美しい体の動き、光る汗、息遣い、ダンサーたちのエネルギーがビシビシ伝わってきます。
モダンダンスとかって何を表現しているのかよくわからないときがあるのですが、これはバレエのようにストーリーになっていたので、今何の場面か想像するのも面白かったし、なによりダンサーがその表現力で教えてくれます。
人の心の中のぐわんぐわんしているのや絶望や恐怖や喜びを、体でこんなに表現できるのかと思いました。
昔は劇場によく演劇やダンスやミュージカルなどを見に行っていたのですが、ここ数年はほとんど行っていませんでした。が、やっぱりいいですね、生モノ。
40ソル(1200~1600円)という値段もうれしい。
今週はドミニカ共和国のカンパニーの公演なので、時間があったらまた見に行っちゃうかもしれません。
7/9までの毎週木、金、土 19:30~やっているので、リマ在住の方で興味がある方はぜひ!
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