すっかり顔なじみになったバスターミナルの人たち。
待合所でバスが来るのを待っていると、「昨日はバジェスタス島行けた?」と数人から声がかかり、「うん、おかげさまで。どうもありがとう」と応える私。客商売というのもあるのでしょうが、みんな本当に親切です。
さて、ここから次の目的地ナスカまではcruz del sur社のバスで約4時間のバスの旅。
7:30発なので、到着予定時刻は11:30です。が、リマが始発のバスなので、やっぱり時間通りには来ませんで、出発もおくれました(^^;)
バスはイカのターミナルで止まり、また新たなお客さんを乗せて出発。
砂漠の平坦な道を走っていましたが、しばらくすると砂山地帯に突入。砂山を削って道は続きます。
砂山地帯をくねくね走ると、ふいに目の前に緑が・・・。やっぱり癒されますね、緑。
これから向かうナスカなんて、それこそほとんど雨が降らない地域だからこそ地上絵が残っているわけなんですが、それにしてもペルーの海岸地域がこんなにずっと砂漠続きだとは思ってもみませんでした。
これから先も登ったり下ったりを繰り返し、とうとうナスカに入りました。
それから街中にあるバスターミナルへ。到着したのは12時近くです。
今晩10:00発のバスで移動予定なので、バックパックはターミナルに預かってもらいました。
cruz del sur社のバスターミナルの横には他の会社のバスターミナルもあり、客引きが入口で大勢待機しています。
ほとんどがナスカの地上絵関連で、タクシーで空港まで2ソルで送迎するよ、とか、ナスカの地上絵フライトの旅行代理店の客引きとか。
もちろん私にも客引きが寄ってきましたが、「No,No」と言いながら歩き続け、でも耳はしっかり値段を聞いていました。
どうも一番安くて80ドル、というのが今の時期の相場のようです。
2ソルで空港まで行って、そこで安いフライトを申し込むのもテですが、なんだかそんな気にもなれず、とりあえず近場にある旅行代理店いくつかに入ってみました。
その中の一つ、AeroParcasという旅行代理店に入り、そこのおっさん、ペペさんにつかまりました。値段を聞いてさっさと立ち去ろうとしたのですが、「まあまあ」と握手を求められ、「まあとりあえず座りなよ」とイスを勧められました。
このAeroParacasとは、この日一日おつきあいすることになります。
交渉の末、空港送迎込みで255ソル→240ソルになり、レートの関係上80ドル以下にはなったのでこれで手を打ちました。
いらない荷物はこのオフィスのロッカーに預け、持っていくのは水とカメラぐらい。
あ、ちなみにナスカ空港は、ナスカの地上絵を見るセスナ専用の空港で、ほかの都市からの乗り入れはしていません。
すぐに送迎車にて空港へ。
空港でも同じAeroParacasのブースに連れて行かれ、パスポートのコピーをとったり体重を測ったり。
さて、いよいよ地上絵です!
フライトは30分程度。左右の窓から見えるように何度も激しく傾くので、念のためのエチケット袋などの説明を受けます。
そしてこれがマップ。この順番に見せてくれましたので、写真もこの順番で。
ますはクジラ(Ballena)。わかりますか?↓
クジラを見て、最初に思ったのは「え?こんなに小さいの?」ということでした。
これも他の旅行者さんのブログなどで読んで知ってはいたのですが、勝手にナスカの地上絵ってとても巨大なものだとおもっていたし、それに余計な線がいーーーっぱいあるので、みつけにくかったです~
でも、このクジラで基準はだいたいわかりました。
次、trapeciosという三角形だか不等四角形だかの図形。
正直これで合っているのかわかりません(^^;)
あっというまに次のターゲットです。展開速いです。
次、宇宙飛行士(astronauta)↓ 山の斜面に描かれていました。
次、サル(mono)↓ しっぽのグルグルがわかりますか??
次のイヌ(perro)は、写真失敗してとれていませんでした(T^T)。
次、いちばんはっきりわかると評判のハチドリ(colibri)↓ これだけ○で囲まなくてもわかると思います。
次、クモ(araña)↓ すみません、失敗してずいぶん端っこになってしまいました・・・。
次、コンドル(condor)↓ わかりづらいですね(汗)
次、サギ(Alcatraz)↓ これは大きかったです。くちばしながくて○からはみ出ていますが。
次、オウム(papagayo)↓
見づらい時はぜひ上のマップと見比べてみてくださいね。オウムは口の形が特徴的なんですが、わかりますか?
そして最後、地上の展望台(ミラドール)近くにある木(arbol)と手(mano)↓
木わかりづらいですね。アップ↓
これで全部終わりです。
本当にあっという間におわってしまいました。
セスナからのナスカの町の眺め。
注文したエントラーダのスープが運ばれてきたとき、なんとそこにペペさんが現れたのです!!
これにはびっくり。
というか、ここ、ぺぺさんのいきつけのお店らしく、店員さんに「いつもの」的な注文をしていました。
せっかく離れることができたのに、まさか同じ食堂なんて・・・。
もうあきらめて、同席を許しましたよ。
セクハラ発言とツアーの勧誘はしないで、ということをびしっと言ってね。
それがなければ気のいいおっさんなんでね。
それにしても、ナスカって小さい町で、ナスカの地上絵以外、心惹かれる見どころって特にないんですよね。ペペさんと話していてそれがよく分かって、ご飯もごちそうしてくれたし、だったらミラドール行ってもいいかなって気になり。
再度値段交渉したら10ソルまで下げてくれたので、もうじゃあそれでいいかな、と、ここで10ソル払いました。
ご飯を食べ終わったらもうツアーの迎えの3:30。
ペペさんは銀行によってからオフィスに戻るというので、私は先に一人でオフィスに向かいました。
そしたら、同行予定のセニョーラと思われる人が、何やら激しく怒っています。
彼女の言い分は「個人だっていうから高い料金払ったのに、同行者がいるならグループ料金でもっと安くするべきだ。言ってることとやってることが違う!」と。
対応している若手たちはどうしたもんかとオロオロ。
その申し込みを受けた当の本人、ペペはいないし、電話はつながらない。
セニョーラは納得できないと怒っている。
だからわたし「私行かなくていいよ。一人のツアーなら問題ないわけでしょ」と身を引きました。
彼女は「それならいいわ」という感じで、ツアーに出かけて行きました。
さて、私はさっき食堂でツアー代をペペに払ってしまいました!
なんてこった!!(@_@;)
ここで彼の帰りを待つのもなんだし、また後で来る、と言ってオフィスを後にしました。
さて、出てきたものの、特に行きたいところもありません。
ミラドールへはコレクティーボで自力で行けますが(片道1~2ソル)、そこまでして行きたいという気持ちもありません。
しょうがないから公園のベンチで、読書することにしました。
6時ぐらいまで木漏れ日で読書し、そうだ、どうせならサンセットツアーみたいなのがあったらそれにつれてってもらうことで返金なしにしよう、と思い、オフィスへ。
今度はペペさんいました。
サンセットツアーなどというものはないとのこと。撃沈。
「また次回来た時のために、どんなツアーがあるか説明しよう」と、ほかのツアーの説明をしだして、なかなかお金を返してくれません。
他のお客さんの対応も彼がし、その間「ちょっとまってて、すぐすむから」と私は待たされます。
待たされている間、さっきのセニョーラ事件で同じ気持ちを共有した若手たちと仲良くなっていたので、連絡先交換したり、簡単な日本語教えたり、シャワーが浴びれるホテル情報をもらったり。
これはこれで楽しい時間で、あっという間に外は暗くなっていました。
ようやくペペさんから返金してもらい、私はまず夕ご飯を食べに食堂へ。
あまりおなかがすいていなかったので、軽めのもの。
その後、「hotel Nasca」というホテルで5ソルでシャワーをお借りしました。
9:00にはバスターミナルへ。
バスは10:15発なので、それまで読書・・・と思ったら、ここでもまた「何人?どこ行くの?」と珍しがって話しかけてくる人あり。同じバスに乗る予定だと判明し、バスが来るまでずーっと彼はしゃべっていました・・・。
暑さとペペさんと、スペイン語に疲れ、遅れてやってきたバスに乗り込んでからは速攻寝ました・・・
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