2015年9月4日金曜日

グラシアス運動でちょっとだけ気持ちよく。

最近始めたことがあります。
名付けて「グラシアス(gracias ありがとう)運動「。

バスを降りる時に,運転手やコブラドールに「グラシアス」というだけです。

ペルー人は、他人に対して弱味を見せないように、バカにされないように、必死で片意地張ってるところがあります。ミスしても認めないし、もちろん謝りません。ちょっと親切にすると次もそうだと期待され、そうしなかったら勝手に恨まれるので、はじめから親切にしません。それが顕著に現れるのは道を譲らないところでしょうか。お陰で渋滞を引き起こしますが、そんな迷惑なんか気にしません。「ありがとう」と言うとなめられて手を抜かれたりつけこまれたりする危険性があるので、むやみやたらには言いません。

なんか、さびしくないですか?

私は外国ではよくバスを利用するのですが、コスタリカ人はバスを降りるとき、普通に「グラシアス」と言っていたのを思い出しました。なんかいいですよね。気軽に「ありがとう」。運んでくれたことに対する素朴な感謝の表現。そして言った方も言われた方も気持ちよくなれる言葉。

バスを降りる時なら料金徴収済みで、ありがとうと言ったところで値段をつり上げられることはないし、同じ運転手とコブラドールのバスに乗る確率も低い。だったら素直に感謝の気持ちを伝えてもいいかな、と。
私は一日4回バスを乗り降りするので、4回グラシアスを言うことになります。

で、しばらくグラシアス運動をつづけているのですが、言われた方の反応は様々。ビックリしてギョッとする人、無反応な人、「OK~」などと返して来る人。。。

べつに何の見返りも期待していないので、それぞれの反応を楽しんでいます。でも、ビックリしたあとに笑ってくれるとこちらも嬉しくなります^.^

ほんの一言でちょっとだけ気持ちよくなって、ちょっとだけハッピーになれるので、これからも続けて行こうと思っています。

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